茯苓(ぶくりょう)
茯苓(ぶくりょう)
茯苓(ぶくりょう)は松そのものではなく、主として赤松の根に寄生する サルノコシカケ科の菌ですが、大きいのはバレーボールぐらいになることもあります。茯苓は、中国では古くから貴重な医薬品として用いられてきて、いまもなお漢方医療では多くの処方に出てきます。日本薬局方にも収載され、鎮静、利尿などの効果があり、また、婦人科疾患に良く使われる桂枝茯苓丸の主薬にもなっております。
【参照記事】延寿通信 第65号 2009年1月 お正月には欠かせない松の話
2.クスリに登場する松
https://pub.a8.net/a8v2/asAccountAction.do
生薬マメ知識
お家で薬膳!ブクリョウ粥を作ってみよう
ブクリョウには健脾や滋養の効果があるので、病後の体力増強などに効果的です。
なかでもおすすめは、ブクリョウを使った漢方粥。ちょっと食欲がないときなど、ぜひお試しください。
【ブクリョウ粥の作り方】
1)鍋に鶏がらスープ4カップ、ハトムギ40g、茯苓40g、ツルニンジン20gを入れ火にかけます。
2)柔らかくなったら茶碗2杯分のご飯を加え、お粥状になるまで弱火でコトコト煮ましょう。
3)塩で味を調え、さらに2分ほど煮て、器に盛って刻みアサツキを散らせば完成です。
【参照記事】タケダの生薬・漢方薬事典 生薬図鑑
http://takeda-kenko.jp/kenkolife/encyclopedia/illustrated/bukuryou.html